大会長挨拶

ご挨拶:大会長 遠藤武秀

 

第38回東北理学療法学術大会
大会長 遠藤 武秀

 

 この度、第38回東北理学療法学術大会を山形で開催させていただくことになりました。2020年の7〜9月に東京オリンピック・パラリンピックが行われる予定でありますが、10月17日〜18日の両日に、前回山形で開催されました第32回大会同様、山形テルサを会場として行わせていただきます。
 ご存知の通り、本邦の理学療法士は、近年、増加の一途を辿っており、毎年1万人以上が増え続けています。このような現状の中、我々理学療法士が活躍する領域は多方面に拡大すると同時に、より広い視野が求められる時代となりました。理学療法士としていかに成長し、その存在価値を高め、理学療法をどう社会にアピールするかということは、個人としても組織としても今後最も重要な部分であると考えます。
第37回の大会では「理学療法の本質を高める」をメインテーマに、理学療法士としての土台作りについての確認がなされました。その土台からどのように成長するかを検討するため、メインテーマを「理学療法士としての多元的な成長」、サブテーマを「理想の未来像を考える」と致しました。理学療法士として今後成長していく上では目標が必要であり、それぞれの置かれている環境において何を目標としてどう達成するか、会員それぞれが模索していると思います。社会背景が大きく変わろうとしているこのタイミングで、理学療法士の理想の成長のあり方について考える機会にできればと考えております。
 特別講演として日本理学療法士協会副会長であります、斉藤秀之先生をお招きし、大会テーマの「理学療法士としての多元的な成長」という内容でのお話をいただきます。シンポジウムでは山形県内の施設や山形県出身の4名の先生方を中心に、それぞれの経験を基にしたお話をしていただき、皆さんと共に理想の未来像を考えたいと思います。セミナーについては4題予定しており、教育分野より東北大学病院リハビリテーション科技師長の佐藤房朗先生、神経分野より山形県立保健医療大学准教授の山口智史先生、運動器分野より埼玉医科大学教授の赤坂清和先生、地域分野より在宅リハビリ研究所所長の吉良健司先生をお招きし、各先生方より興味深いお話が聴けるものと楽しみにしております。最後に市民公開講座では、山形大学大学院医学系研究科公衆衛生学/衛生学教授であります今田恒夫先生から、「健康を考える~山形県内の健康調査データより~」というタイトルでお話をいただく予定です。今回は特別講演、シンポジウム、セミナー4題、市民公開講講座と、一つ一つを厳選して準備させていただきました。
 10月の山形では、ソウルフードであります芋煮をはじめ、多くの果物、特にラフランスやりんごなど、秋の味覚を存分に楽しめる時期であります。最近テレビでも頻回に放映されているラーメンやそば、全国でも有数の蔵元を持つ日本酒もあります。紅葉を楽しみながらの温泉巡りもできます。ポスターでも使用しましたが、国宝であります羽黒山の五重塔が令和の節目の時期に、特別拝観が可能となっております。たくさんの方々の演題登録とご参加をいただき、山形でお会いできることを楽しみにしております。当準備委員会では、皆さまのご期待に添えるようしっかりと準備を進めてまいります。山形県理学療法士会会員一同、心よりお待ちしております。