Image
佐竹学会長のプロフィール写真です。

秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 理学療法学講座 

佐竹 將宏さたけ まさひろ

 今年のテーマは「栄養管理とこれからの理学療法」というシンプルな、ストレートなものにしました。理学療法は「身体に障害のある者に対して」治療的運動を行います。当たり前ですが、十分な運動を行うためには十分な栄養が必要です。西暦2000年ころから、理学療法と栄養との関係についての研究報告が散見されるようになりましたが、それまで、この当たり前な運動と栄養との関係について、理学療法の分野ではほとんど研究されていなかったようです。

 理学療法には、疾病や傷害の予防やヘルスケアも含まれます。適切な栄養摂取と適度な運動は、予防やヘルスケアの観点からも重要視されています。さらに、2020年から施行された新しい学校養成指定規則では、高度化する医療ニーズに対応するため、栄養学に関する基礎教育が必修化されました。

 このように今や、栄養の基礎を学ぶことは理学療法士にとって必要不可欠となっています。本学会では、理学療法のエビデンスや技術もさることながら、効果のある理学療法を実施するための栄養について、考え学ぶ機会となればと考えております。

 本学会テーマのサブタイトルは“You are what you eat.”です。“あなたはあなたが食べるものでできている”と訳されます。その人をつくる食べるもの、口にするものに注意を払って、現代の超高齢社会において充実した日々を過ごせるようにしていきたいものです。

 さて、2020年、年明けとともに広がり、あっという間に世界を席巻した新型コロナウイルスですが、いまだ、その終息をみることはありません。私たちは熟慮を重ねた結果、今年の本学会もweb開催といたしました。web学会の長所を最大限に生かした学会づくりに取り組んでいるところです。

 本学会で学ばれたことが、皆様の身体の一部となりますよう願っております。多数の方々のご参加を、スタッフ一同お待ちしております。

 本学会が開催される頃には、この新型コロナ禍が終息していることを願うばかりです。