第43回東北理学療法学術大会

大会長 髙橋たかはし 仁美ひとみ

(福島県立医科大学)

第 43 回東北理学療法学術大会のテーマは、「次世代の理学療法士へ伝えること ~継続すべ きことと新たな挑戦のために~」です。これは、私たちの専門分野における進化と変革への 招待状であり、共に学び、共に成長し、共に挑戦する姿勢を象徴しています。私たちは、2025 年に開催される本学術大会を、地域包括ケアシステムの実現を迎える場と位置づけ、次世代 の理学療法士への知識と経験の継承、そして新たな挑戦への道を模索する重要なイベント と捉えており、この価値あるテーマに全力で取り組む覚悟でございます。 

本テーマに込めた思いを基に、大会をより有益で魅力的なものにするため、以下の方針を掲 げます。

  1. 最新の知識や技術の共有と次世代への継承:最新の理学療法の知識や技術を次世代に向 けて共有し、参加者が最新のトレンドを把握し、未来に向けた知識の継承を行います。 
     
  2. 新たな挑戦への拡張:未知の領域に挑戦し、進化し続ける理学療法の可能性について議 論し、参加者が自身の実践において新しい視点を得る手助けとします。
     
  3. コミュニケーションとネットワーキング:参加者同士の交流を重視し、理学療法のコミ ュニティを一層強化します。異なる経験と専門知識を共有することで、より広がりのある視 野を築くお手伝いをします。
     
  4. 持続可能性への取り組み:参加者自身の研究や実践に関する発表の場を提供するととも に、交流共有の機会を提供します。地域社会や環境に対する配慮を忘れず、持続可能性に焦 点を当て、私たちの活動が地域社会にポジティブな影響を与え、未来の理学療法の発展に寄 与することを目指します。 

本学術大会が学術と実践の精髄を共有し、次世代の理学療法士たちが自信を持って未来に挑 戦できるような場となることを切に願っております。福島県ならではの特色や課題に焦点を 当て、地域社会との連携を深めながら、理学療法の普及と地域への貢献を目指します。皆様 のご協力とご参加を心よりお待ちしております。

2024年12月吉日